宮崎ロッド・Prime Time バンブーロッドPiggy's Tail

2012-03-29

奥多摩の花わさび

奥多摩の花わさび

奥多摩のわさびは江戸時代に栽培が始まったいわば江戸前わさびですね。3月から4月にかけてのごく短い間ですが小さな花を付けた花わさびが八百屋さんの店先に列びます。

さっと湯をかけて酢醤油に漬けたりおひたし、サラダ仕立てにと早春の味を楽しみました。

Posted by TM* at 2012-03-29 21:33 in 暮らしの周辺 » 食べ物 | English | Permalink
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2012-03-20

[読書]標高2800米・樋口明雄

標高2800米・樋口明雄

1.

私が奥多摩に移住した理由のひとつに尊敬する叔父の存在があります。奥多摩の谷深く見通しも利かない険悪な山道に埋もれたような不思議な話、忘れられた話等々を叔父が一人で心血を注いで追いかけて仕留めた牡鹿の剥製に見守られながら聞く時、背筋がゾクゾク!としたことが何度もあります。

そのゾクゾク感は現実(=うつつ)と空想(=夢)のせめぎ合いというか、何か信じがたいものがそこにあると感じた時の混沌に対して身構えながらもそれらを素直に受け入れられるのは「語り部」たる叔父の山や川を愛する誠実な生き方があるからだと思います。

2.

福島原発事故はあり得ないという夢は最悪の事態を収束する目途が事故後1年を経て未だに見つけられないまま覚めました。

「標高2800米」の場面でナゾの事象から電気供給が破綻(=原発がメルトダウン)して迎えた最後の夜のようにランタンの光だけで好きなアダムスを巻いてみましたがハックルを選んだりウイングの位置を決めたり…なんとも心の暗くなる、でも大好きな川辺に自分が最後に立っている姿を思い描けるのがただ1つの慰めなのだなと感じることができたような気がしました。

想像物たる小説の中、標高2800米でいったい何が起きたのか、一気に読み進んだ後に残った寂寥感、そこから希望を見つけ出すことに何百年、何千年かかることなのか…。怪異、ほのかな希望のともしびとともに魅力的なアウトドアー、フライフィッシングの場面など、作品に散りばめられた夢とうつつ。小説と現実は正しく地続きだったと思わます。

3.

関東周辺の釣り場が大変なことになっています。放射能汚染が原因で釣りができない川があるという、この一点だけでも落胆、怒りを感じますが川だけではなく暮らしそのものが大変なことになっている。様々な問題が無色透明で匂いもなく暮らしの中に、二度と戻ることの出来ない時間と空間とともに否応なく拡がって行く。そして今更感…。

4.

友人曰く「何が起きているのか、我々は知らなければならない。そこに少しずつでもいい、前向きな雰囲気を拡げて行きたいと思う」。

Posted by TM* at 2012-03-20 19:17 in 暮らしの周辺 » 読書 | English | Permalink
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2012-03-14

桐生から竹が届く・荒削り

約2年、小割り・節組をした状態からやっとのことで荒削りをしました。途中、乾き具合などを確認しながら節を伸ばして荒削りまで決断するのに時間が掛かってしまいました。

実際の荒削りですが2ティップ・2ピース仕様ということで18本の小割りを削り出すのにカンナの歯と体力の消耗は予想外に大きかったです。正直、疲れました。当初は柔らかめなブランク(竿)になるかなと思っていましたがテーパーを工夫すれば「抜け」のいいロッドになりそうな感触を得ています。

追記:

震災・原発メルトダウンから1年、「かぐや姫」が舞い降りたであろう梅田の竹林に思いをはせつつ製作続行中であります(キリッ

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