宮崎ロッド・Prime TimePiggy's Tail

デモクラシーの帝国、剣客商売 - 2003-02-25

火曜日の「子豚のしっぽ」です。火曜日はさらにStormy、というわけでもありません。藤田まことさんの秋山小兵衛役でTV放送中の池波正太郎作「剣客商売」を講談社刊・完本で読んでいます。

「デモクラシーの帝国」は結構深刻な内容なので痛快時代小説でつりあいを取っておこうという狙いですが、流石に池波小説はしみじみと奥が深く、やりきれない結末も人間味に溢れた余韻が残るようです。

剣客商売は江戸時代・安永年間を主な背景にしているようです。田沼意次(たぬま おきつぐ)が老中なので白河公の「鬼平・長谷川平蔵」より少し時代が遡るわけですね。

田沼意次については悪名高き賄賂政治を行ったと知られているようですが、それらの資料は後世にまとめられたものが多いそうです。

また彼に続く松平定信の政治と比べて、また当時の武家社会の慣習など考えると彼の人物像を今日的な保守本流政治家(?)に重ねたような作者の視点が興味深くもあります。

物語の中で女剣士・佐々木三冬(田沼最愛の隠し子)と小兵衛に作者はこう語らせます。

「…もうよいわえ。のう、むすめご。田沼さまのもとへ、帰ったらいかがじゃ?」 「父が……父が、もっと別のお人でしたら……」 「御老中の威勢が、気に食わぬか?」 「汚らしいとおもいます」 「政事は、汚れの中に真を見出すものさ」 「わかりませぬ」
  1. 女武芸者」より
Posted by TM* at 2003-02-25 13:55 in 暮らしの周辺 » 読書 | English | Permalink
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歴史は決して不義の側に味方はしない - 2003-02-25

子豚02-24で「どこもかしこも間違っていないでしょうか?」と自分に対して問いかけてみました。しかし、よく考えてみると現実的にも、また精神的にもこの国がアメリカの「属国」であると考えればこの問いかけの意味が変わることに気が付きました。

ここにも、この国の冷戦崩壊後の新たな「生き方」といったものが問われていない、あるいは茫然自失といまだに漂っている様が見て取れるのかもしれません。

「歴史は決して不義の側に味方せず、歴史を信ずる人間には敗北はない。」

金大中さん、韓国大統領としての最後の演説です。いい言葉だなと私は思います。

ある世論調査では8割近くの人がイラク攻撃に反対しています。歴史は決して不義の側に味方はしない、私もそう思います。

Posted by TM* at 2003-02-25 13:52 in 暮らしの周辺 » 911 after | English | Permalink
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Stormy Monday - 2003-02-24

月曜日の「子豚のしっぽ」です。ブルースに「Stormy Monday」という名曲(だと子豚が思っている)があります。

月曜日はStormy。火曜日はもっとStormy。水曜日はさらにStormy。病気に罹って(略)金曜日にはイーグルが飛んでくる。土曜日は遊びまくり、日曜日には神に祈る。そして月曜日はStormy…みたいな、ちょっと女の子を怖がらせるような歌です。

金曜日のイーグルは米ドル紙幣に印刷されたワシの国章、それが飛んでくるとはつまり給料日のことのようです。働き、遊び、神に祈る、そして働くという明日無きゲットーの生活を切々と歌います。

この歌の意味は焼鳥屋で知り合ったアフリカ系アメリカ人のジャズ・ドラマーに教えて貰いましたが当時、会社員をしていた子豚は「オゥ、イェー!」と直感的に意味が分かったような気がしました。たしかウーロンハイ大ジョッキwith outウーロンでしたたかに酔っぱらっていたなぁ。ふふふ

Posted by TM* at 2003-02-24 13:51 in 暮らしの周辺 » 音楽 | English | Permalink
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どこもかしこも間違っていないでしょうか? - 2003-02-24

目

さて、きょうの子豚はStormyです。先ほどのニュースで日本政府がイラク攻撃に対して戦費負担をすると取れる発言をしたようです。「新たな国連決議無し→イラク攻撃」の場合の政府の態度は例によって明らかにしていませんが、日本の「参戦」はこれで決まったようです。

小泉首相がいう「国際社会」とはいったい何かを私は考えていましたが、それは普遍的な価値や広がりといったものを意味するのではなく、その言葉で覆い隠そうとする、言葉とは裏腹なものがあると確信するようになりました。

日曜日のニュースで保守系国会議員が「対北朝鮮問題のためにも(イラクを攻撃する)アメリカを支援すべきである」と言っていましたが、そのためにイラクの何十万人の人々が虐殺されたとしても何の呵責もない、ということでしょうか。

国際貢献が大事といいながら強者になしくずしに追従し、弱い者には金をちらつかせて懐柔しようとする。そんな国に誇りを持てと子供に教える。大人には何も言わないことが国益だ、という。

どこもかしこも間違っていないでしょうか?

Posted by TM* at 2003-02-24 13:50 in 暮らしの周辺 » 911 after | English | Permalink
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麦茶を飲んでいます - 2003-02-23

深夜の「子豚のしっぽ」です。オフィシャル・ドリンク(大袈裟だなぁ)をコーヒーから麦茶にスイッチしました。ネットで調べたところ、コーヒーは肝臓に負担(子豚は抗生剤による肝炎が少しあります)があるらしいということでちょっとビビって、というわけです。

ここでコーヒー用パーコレーター(沸いてくると透明な蓋のつまみにぽこぽこくる)が思いのほか具合がよろしいのですな。麦茶パックをセットして沸かすと程良くかすかに甘みのある熱麦茶が完成するのであります。

その麦茶をすすりつつ、「デモクラシーの帝国/アメリカ・戦争・現代世界」藤原帰一著・2002年・岩波新書を読み始めています。

ラジオの深夜放送は志ん生の「幾代餅」。久しぶりに聴きましたが志ん生はやっぱしいいなぁ〜。談志もヨロシク!(なんのこっちゃ)

Posted by TM* at 2003-02-23 13:48 in 暮らしの周辺 » メモなど | English | Permalink
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カプセル、ひととひとを隔てるもの - 2003-02-21

家族の顔

朝の「子豚のしっぽ」です。昨日は所用で市役所に自転車で約20分ぐらいかけて、ゆっくりと行って来ました。久しぶりに街へ出ますと「お、梅の花が咲いているなぁ〜」と、寒いながらも春が少しずつ近づいているのが分かります。

近所のスーパーで高校生がレジ係のバイトをしています。時々さっとケータイをチェックしている姿がオモシロ可笑しいです。パブロフの犬のように待っている着信の知らせが彼女と世界を分離しているカプセルのようですね。

それが無くなってしまうとどうなるのかな、と想像すると複雑でもあるようです。「世界」は希望や幸福に満ちているのか、不幸に満ちているのか?

彼女たちがレジで袋に入れるタマネギや鶏肉、子供のお菓子はそのどちら側にあるのか、気が付いてくれたらなぁと子豚は思うのであります。

Posted by TM* at 2003-02-21 13:47 in 暮らしの周辺 » 雑感 | English | Permalink
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奴隷の宴 - 2003-02-18

久々に深夜の「子豚のしっぽ」です。本日はM社のアーモンドチョコで子豚しています。

子豚2/11で奴隷の宴について触れました。ここのところのイラク情勢に日本政府高官の発言が相次いでいますが、彼らのロジックからいいますと世界的な反戦運動や子豚2/11のような意見は「イラクへの誤ったシグナル」「感情論」となるようです。

安保理の話し合いからも分かるようにイラクへの対応には対立する意見(と利害)があります。米英は早期の査察打ち切りとイラク攻撃(安保理決議が無くとも開戦する)を主張し、他方のフランス、ドイツ、ベルギーなどは査察延長とその強化、戦争を最後で最悪の手段であると主張しているのはご存じの通りです。

安保理では今のところ12対3で「査察延長・強化派」が大勢を占めています。米英はさらに強硬な決議案を出そうとしています。理事国ではない日本は今のところは武力行使を肯定していませんが米英支持です。

このような状況でわが政府は、この国の大勢である「戦争はすべきでないと思う人々」に適切なメッセージを伝えることが出来ないのは何故なのか。

村上龍さん風に言えば「対立した利害がある時、それを明確に説明する言葉と文脈を持たない」ということだろうと私は思います。

国際政治から見れば、日本はアメリカの軍事的政治的庇護が必要であることが明かでしょう。ヨーロッパはさらに統合へと加速をし、経済的には世界を支配できなくなったアメリカは今以上に圧倒的な軍事力を背景にした一国主義を加速する、のかもしれません。

また、パレスチナ問題などを見ても、国際政治はリアリスト同士の駆け引き、ダブル・スタンダード(=ホンネとタテマエ)と同義語だろうと思われます。

ここで北朝鮮問題(と広い意味での半島問題)や対中国といった対応を迫られているこの国の「いま取るべき道」といったものを説明できる言葉を持ち合わせてない、ということは戦慄すべきことなのかもしれません。

アメリカに対しても「国連主義」を一貫して主張していることは大いに(驚きさえ感じて)私は評価していますが、曖昧な発言を繰り返す政府高官に苛立つ前に、そして戦争が始まる前に、それらを説明できる言葉を見つけなければ、この国の未来はどのように考えても明るい方向には向かわないと私は思います。

知性は情に裏打ちされてこそ生きるものだと私は思います。戦争の惨禍をまき散らし、自らもその苦渋を知っている人々の「感情論」を軽く見るとすれば、それは私たちの知性の劣悪さの証であろうと私は思います。

追記:日本はアメリカの軍事的政治的庇護が必要である…は我ながら甘いなと思います。「アメリカの属国」あるいは「54番目の州」という見られ方がより適当でしょう。(2003-02-24)

Posted by TM* at 2003-02-18 13:44 in 暮らしの周辺 » 雑感 | English | Permalink
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期待と希望 - 2003-02-17

昼の「子豚のしっぽ」です。洗濯・掃除・食事の後片づけという偉大なるシャドウ・ワーク「家事3点セット」を終えてコーヒーで一服、といったところです。

今日より確定申告ということで子豚も申告書作成に取りかかっています。会社員していた頃は源泉徴収・還付をされていたのでこの手間は無かったのですが、自分で収入と経費を計算して税額を出してみると「うーむ、、」と考えてしまいます。

「有権者のみなさん!」は選挙の時だけの方便でありましょうが「納税者のみなさん!」という呼びかけが定着した時、この国は変わるかしらん、などと考えると案外、勤労者すべてが確定申告を自分で出来るようにすることがこの国の最大の「改革」になるのではないかと思ったりもします。

給与源泉徴収の納税制度がこの国の民主主義意識の育成を阻んでいると私は考えていますが、なぜそれが出来ないのか?そこに蠢いているのが本当の抵抗勢力ということでしょうか。小泉さんにはここら辺の改革を大いに 期待 希望したいですね。

追記:冒頭のシャドウ・ワークについては子豚2002-11-18をご覧ください。

電脳キツネ目組・イラク突破員がアンマンに到着、バクダットへ向かうとのことです。 ■宮崎学のWebサイト (http://www.zorro-me.com/miyazaki/index.html#saisin)

Posted by TM* at 2003-02-17 13:41 in 暮らしの周辺 » 雑感 | English | Permalink
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チョコレートを食べながら - 2003-02-11

建国記念の日の「子豚のしっぽ」です。チョコレートを食べながら子豚しています。ここのところ、アルコール分から遠ざかっています。何か口寂しいのでちょっと試してみたシンプルな板チョコの味がなかなかヨイ(←トニー・レビン風に可愛くネ:コリャワカリヅライナァ〜)です。

こんなことを言いますとわが酒人生を知り尽くしている飲み仲間に「うーむ、いかんなぁー(-。-#)…」「酒は辛口、人間は甘い、などと言っておったなぁー」「これは救いの手を差し伸べねば…」などとハードボイルドな酒場ライフへのお誘いが来そうですが、ま、療養中のことであります。大目に見てね。

子供の頃、カゼなどひいてボーとしながら小さなスプーンで飲んだシロップ薬のような味、と言えるのかな?そんな甘みというものに久々に再会したようです。

近所にラーメン屋さんがオープン間近です。個人経営の小さな店構えに逆にやる気を感じて、ちょっと楽しみにしています。尿酸値やや高めの子豚といたしましてはアッサリ系が希望ではありますが、さて、どんな味だろうなぁ〜。

Posted by TM* at 2003-02-11 13:40 in 暮らしの周辺 » メモなど | English | Permalink
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すべての人の心に花を - 2003-02-11

すべての武器を楽器に!─15日、喜納昌吉さん達がイラクで「すべての人の心に花を」を唄うそうです。

「国家単位の『利権』という世界と人間を呪縛する構図から解き放たれるべきである」と喜納さんは「すべての武器を楽器に/ "Lay down your weapons , take up musical instruments"」1997年・冒険社刊の中で主張しています。

核兵器、生物科学兵器などの大量破壊兵器の使用や拡散の恐ろしさが盛んに、繰り返し喧伝されています(米国のイラク先制攻撃の大きな理由とされてもいます)が、劣化ウラン弾や無人攻撃機やテレビ誘導ミサイルや通常爆弾、自動小銃の弾丸にしてもそれに晒されるものにとって残酷さ・恐ろしさはまったく同じものであろうと私は思います。

今日、イラク攻撃のTV討論(のようなもの)を見て、この戦争を支持する人たちの論からはこの視点がものの見事に抜け落ちていることと「国益」「国際貢献」という言葉の響きの中に、もしこの戦争を始めれば20万〜50万人の老若男女が挽肉になってしまうことを前提に言っているのか、という憤りを私は感じ続けました。

自衛的な先制攻撃(?)への支持、中東に民主国家をつくり拡大しようという逆ドミノ理論、と論じられることの前提としてこれらの命の重さを論者の言葉の中に私は感じることがまったく出来ませんでした。

奴隷というのは、奴隷同士では互いに主人の自慢をしあって張り合う、とどこかで聞いたことがあります。彼らを見ていて、そんなことを私は思い出しました。

Posted by TM* at 2003-02-11 13:38 in 暮らしの周辺 » 911 after | English | Permalink
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経過 - 2003-02-06

朝の「子豚のしっぽ」です。左側腹部の小さな痛みが少なくなったようです。横になり手で触れますと明らかに腫れています(レントゲン写真で見ると血腫のために正常な右腎より約2倍の大きさがあります)が、人間という細胞組織体は痛みに慣れてゆくようなところがあるのでしょうか。

その反面、他者の同様の痛みというものが手に取るように分かるような気もします。先日、通院している泌尿器科の待合室で右腹部を押さえながら苦しんでいる方がいました。大変だなと思いました。

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昨日、近所のスーパーに夕食の買い物に行った帰り道で久々にチョビクロ(鼻の下にちょび髭のような斑点があるクロシロ猫)に出会いました。おや?と見ると子猫付でした。

エサ場で静かに食事中だったようですがちょっと驚かせてしまったようです。ごめんにゃ、と謝って通りすぎました。

Posted by TM* at 2003-02-06 13:36 in 暮らしの周辺 » メモなど | English | Permalink

入院しておりました - 2003-02-01

久しぶりの更新となります「子豚のしっぽ」です。1月14日に緊急入院、28日まで入院しておりました。ことの顛末は「Information・お知らせ」の「今後の予定について」に詳しく書いてあります。

体調的には数歩後退したようですが、徐々に日常生活に戻れるよう注意深くやってゆくつもりでいます。

Posted by TM* at 2003-02-01 07:01 in 暮らしの周辺 » メモなど | English | Permalink